東京⇔新大阪を新幹線で安く移動するための考察

損額は最近、新幹線に乗る機会が増えている。それに伴い、JRが提供するネット予約サービスというものに登録し、使い始めた。とても目新しい内容・商品で充実しており、通常価格よりかなり安くなることもあって、驚嘆したものである。

そこで考えた。東海道新幹線始発駅東京から、終着駅新大阪まで、どうすれば安く行けるだろうか。この記事はそういう暇を持て余した故に生じた考察を、文字に起こして纏めんとするものである。

 

 

考察をするにあたって、いくつか準備というか、予備知識というか、整理しておく必要がある。

 

使用する予約サービス

・スマートEX:JR東海が提供する無料予約サービス

・EX予約:JR東海が提供する有料予約サービス、年会費1,080円

 

東海道新幹線を走る列車の種別

・「のぞみ」 速達。途中停車駅は品川、新横浜、名古屋、京都。所要時間は約2時間30分。

・「ひかり」 準速達。停車駅はまちまちだが、新富士掛川三河安城は必ず通過。所要時間は約3時間。

・「こだま」 各駅停車。所要時間は約4時間。

 

前提条件

・乗車人数は1人とする。損額はぼっちなのである(ぼっちでなくても一人旅が好きではある)。

・通常期であるとする。繁忙期や閑散期だと、特急料金が200円上下したり、販売されない割引商品があったりする。

・通常価格(運賃 + 特急料金)は以下の通り

    「のぞみ」指定席:14,450円

    「ひかり」「こだま」指定席:14,140円

     自由席:13,620円

 

以上をもとに、次の3つの場合に分けて考察していく。

①21日前までに予約する

②3日前までに予約する

③直前に予約する

 

 

①21日前までに予約する

最安値は「EX早特21」という乗車プランで、「のぞみ」指定席に11,000円で乗ることができる。

ただし、このプランには時間指定があり、6:00〜6:59または11:00〜15:59に出発する列車に限られる。この時間に合わない場合は、②の方法が最安値となる。

 

 

②3日前までに予約する

最安値は「EXこだまグリーン早特」というプラン。これは文字通り、「こだま」のグリーン車を利用できるというもので、あまり多くない「こだま」グリーン車の需要を拡大するための安売り商品である。これを使えば、11,200円で「こだま」グリーン車に乗ることができ、なんと普通車よりも安い。

ただし上記の通り、「こだま」は時間が掛かる。景色を楽しみたい旅人や鉄道マニアなら良いが、急ぎたい人には向いていない。その場合、③の方法をとることになる。

 

 

③直前に予約する

ここでは、有料サービスであるEX予約に登録しているか否かによって、事情が異なる。

EX予約の会員である場合、基本プランである「EX予約サービス」を使うことになる。13,370円で指定席に座ることができ、これは自由席の通常価格よりも250円安い。さらに「のぞみ」「ひかり」「こだま」のどの種別でも乗車可能である。まあ、普通は「のぞみ」に乗るだろう。

登録していない場合、自由席の通常価格が最安値となる。これは、スマートEXで予約してもしなくても同じである。どうしても指定席に乗りたい場合、基本プランである「スマートEXサービス」を用いれば、通常価格より200円だけ安い。ただし、ここでは「のぞみ」と「ひかり」「こだま」とでは価格が異なる。

 

 

考察は以上である。他にも複数人向けのプランがあったりするが、ぼっちがそんな考察をしても仕方がないので、必要なら自分でやってみてほしい。

損額は今度、②の方法で初めてグリーン車に乗る予定である。非常に楽しみだ。

好評であれば、今度は新大阪⇔博多で考察してみようかと思う。